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空襲警報発令

今日は晴れたり曇ったり、とても忙しい天気でした。
そんな天気でも、晴れるといきなり暖かくなるのですよ。きっとこれは夏が近づいている証拠なのだな、そう思いました。
と言っても、夏はまだ遠く。言うなれば、今は『初夏』です。
でも初夏と言うにも季節は早く、更に言うなれば、『もうじき初夏』というのが最も近い表現だと思いました。

そうか、もうすぐ初夏か。

そう思い、何となく嬉しくなりました。
確実に近づく初夏。もうすぐ初夏。迫る、初夏。・・・そこで、何となく思い付いてしまったのですよ、こんなギャグを。

迫る~ ショッカー(初夏)! 地獄のぐーんーだん♪

我ながら面白いギャグを思い付いたな~♪ と思いましたが・・・。
考えてみたらこれ、初代仮面ライダーを知らない人には、全く理解不能のギャグですよね?(汗)

いいです。解る人だけ、解ってください。(←自分の考えた最高のギャグが、30代以降にしか通じないと気付いて、ちょっとショックな中年男:笑)


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今日の打ち合わせは、海のすぐ傍で行われました。

打ち合わせの場所はかなり遠い場所でしたので、早くから出発し、そこへと向かいます。
ハンドルを握る同僚と、隣に座る僕。時間を計算して出発したものの、遅れる訳には行かないと、少々気持ちの中に焦りがあります。

そうして走る道すがら、何となく見上げた空に、一羽の鳥が見えたのですよ。

特に意味も無く、その鳥をぼんやりと眺めます。
するとその鳥のお尻の部分から、何やら白い物体が二つほど・・・。
その白い物体は、万有引力の法則に従い、下へと落下して行ったのです。

そんな光景を観ながら、僕の脳裏に、ある一つの想い出が蘇りました。

これは僕がまだ小学生だった頃です。記憶の中の兄貴がまだ中学校に上がっていなかった事を考えると、きっと僕もまだ小学校低学年だったのでしょう。
そんな頃の、小さな想い出。


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それは、ある晴れた休日の出来事でした。
僕の兄貴はどこかに遊びに行くらしく、笑顔で玄関を飛び出して行きました。そして僕は、理由は解りませんが、何故かその背中を見送っていたのです。
そして走って行った兄貴、何故かいきなり立ち止まったのです。そして空を見上げ、何故か首筋に手を当てました。
一瞬固まった後、何故か再びこちらに向かい走って来る兄貴。理由は解りませんが、ちょっと半泣きだった様に思えます。

そんな兄貴の行動が理解出来ず、僕はずっとそれを目で追っていました。
家に帰って来た兄貴、母親に何かを叫びます。
兄貴の首筋には、何やら白い物体。僕はそれが何なのか解らず、ただそれをぼんやりと眺めていました。
それを観た母親が、いきなり大笑い。僕はやはりその意味が理解出来ず、ただ呆然とその光景を眺めているだけだったのです。

これはその後聞いた話なのですが、実はその時、空から兄貴の首筋に、白い物体が舞い降りて来たそうなのですよ。
たぶん説明する必要も無いと思いますが・・・。

それは、鳥のお尻から出た分泌物。つまり・・・鳥の糞だったのです(笑)。

その時は僕もまだ幼かったので、その可笑しさが全く理解出来ていませんでした。
今思えば、爆笑の瞬間だったのでしょうけどね?(笑)


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そんな幼き頃の記憶を呼び起こし、少し可笑しくなってしまいました。
今では僕もすっかり歳を取り、兄貴にはもう子供が3人もいます。きっと今こんな思い出話をしたら、兄貴も大笑いしてくれるでしょうね(笑)。

たまたま見掛けた一羽の鳥。それにより掘り起こされた記憶など、これから行う仕事の打ち合わせとは何の関係も無い事。
僕はすぐに意識を切り替え、今日の仕事の内容を頭に浮かべました。
そうして到着した打ち合わせ場所。仕事相手を待ちながら、何となく見上げた空に、思わずドキリとしてしまいました。

そこには何と、空を縦横無尽に飛び回る、ウミネコ達の姿があったのですよ!

瞬間、僕の脳裏に再び蘇るのは、幼少の頃の兄貴の映像。
首筋を手で押さえ、恨めしそうに空を眺めていた、兄貴の姿だったのです(汗)。

数分後、現れた仕事相手。その相手と談笑しながらも、何故か気になる上空の様子。
僕の記憶に蘇った、幼少の頃の記憶。
首筋に手を当てた、兄貴の映像。そして、あの、今にも泣きそうな顔が・・・(汗)。

正直、空が怖くて、全く打ち合わせに集中出来ませんでしたっ!(泣)



頭上を飛び交う鳥、今日から僕のトラウマになりそうな予感・・・(涙)。
by crystalgem | 2006-06-13 22:52
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