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うらしま温泉

表の自分と、裏の自分。
使い分けるのは、当然の事ですよね?
ちなみにこのブログの僕は、表の方です。感じるまま、思うまま、そのままの自分だけをここに綴っています。

だから不人気なのかな?


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近くに隠れた温泉があるという話を聞き、今日は明るいうちに仕事を終わらせ、行ってみることにしました。

タートル号(僕の愛車)を飛ばし、細い民家の路地を抜け、聞いた通りの場所を目指します。
が、到着してみると、それらしき建物はどこにも無い。
道を間違えたのかと、そこら中を探し回りますが、どうしてもその温泉に辿り着く事が出来ません。

一体どこにあるの?

周囲を見ても、看板の一つも無い。
これはまさか、騙されたのかな? などと思っていた時、目の前に古びた民家っぽい建物が見えて来ました。
その民家の周りには、数台の車が停まっています。

まさか・・・ここ?

車を降り、その民家の前に立ちます。
ガラス扉を覗き込んで見ると、玄関の奥に暖簾が見えました。
どうやらここが、その温泉の様です。

それにしても、看板一つ無いとは・・・。

何と言うか、ちょっとがっかりな気分でした。
今まで色んな温泉に入って来ましたが、はっきり言ってこの手の温泉で良かった試しがありません。
何しろ「看板が無い」という事は、あまり熱心に営業をしていないという事ですからね。当然中も汚いし、古い筈です。

が、せっかく来たのですから、入っておきましょうか。
玄関を開け、自動販売機で入浴券を買い、窓口のおばさんにそれを手渡します。そして脱衣所に入った瞬間、思わず溜め息が・・・。

・・・これ、本当に温泉か?

狭い脱衣所の向こうに見える、浴室らしき室内。
もしもここが友人の家の風呂だったなら、「○○君の家のお風呂って広いんだね~♪」とはしゃぐ事でしょう。

はい、レベル的にはそんなものです。
しっかりと料金を取っているとは思えない、異常なまでの狭さだったのですよ(泣)。

中に入り、見渡します。ひょっとしたら露天風呂くらいあるかな? と期待するものの、当然そんなものはありませんでした。
古びた洗い場には、これまた年季の入ったシャワー。
そして肝心の風呂桶は、大人5人がどうにか入れる程度の大きさです。

ハズレだな・・・再び大きく溜め息を付き、とりあえず洗い場の前に座りました。

湯船に浸かる前に、シャワーで体を清めるのは、当然やらなければいけないマナーです。
なので、シャワーを手に持ち、レバーを引きました。
しかしお湯は下の蛇口から流れ落ちるばかりで、切り替えレバーを引いても、一向にシャワーから出て来る気配がありません。

何だこれ、壊れてるのか?

仕方なく、そこにあった手桶で体を洗おうとしていると、後ろにいた老人が声を掛けて来ました。

「ああ、このシャワーはな、こうやって使うんだ」

そう言うと老人、徐にレバーを捻り、ぱんっと横を叩いたのです。
すると、まるで嘘の様にシャワーからお湯が・・・。

・・・何でシャワーを使うのにコツが要るんですか?!

老人にお礼を言い、体を流しました。

とりあえず体を湯船に沈め、考えていた事はたった一つ。早く帰ろう・・・それだけでした。
実際に浸かってみても、特に素晴らしいとも思えない、極普通の温度。
体に染み込む訳でも無く、特に良い香りがする訳でも無い、極普通のお湯。
もしも誰かが、「これは本当は温泉じゃ無く、ただのお湯なんだよ?」と言えば、やっぱりそうですか、と頷ける感じでした。

そうして適当に体を温めたら、洗い場で体を洗います。
垢を擦り、ボディーシャンプーで体を洗い、最後に髪を洗ったら、再び湯船へ。
お湯に浸かりながら、「久しぶりにどこかいい温泉に入りたいな~」などと考えている自分に気付き、ちょっとおかしくなりました。
これって食事しながら、たまには美味いものが食べたいな~、と言っているのと同じ事ですよね(笑)。

風呂から上がり、体をタオルで拭きながら、心の中で「失敗、失敗」と繰り返します。
隠れた温泉と聞いていたのに、どうしてこんなハズレを引いてしまったのか、何となく後悔しながら。

さてと、帰るか。
荷物を持ち、腕時計に目を落とします。

その瞬間、本気で驚きました。


何と、僕がその温泉にやって来てから、一時間以上が経過していたのですよ!


僕は普段、銭湯に行った時、せいぜい30分そこそこで上がります。
普通の温泉に行った時でも、長くて45分程度。1時間以上入っているなんて、よっぽど気に入った温泉でしかあり得ない事です。

なのに、僕はこの温泉に、一時間以上も入っていた。
早く上がろうと考えていたのに、です。

その温泉から上がって数時間、ずっと体の暖かさが残っていました。
汚くて狭くて、何の取り柄もない温泉。そう思っていましたが、実は本当に・・・隠れた名湯だったのでしょうか?

でも僕はたぶん、もう二度とあの温泉に行く事は無いでしょう。




・・・だって、狭いし。





本日のメニューは「もやしと挽肉のカレー醤油炒め」です。



【所要時間】
・10分

【材料】
・もやし(1袋)
・合い挽き肉(100g)
・サラダ油(少々)

・カレー粉(小さじ1)
・酒(大さじ1)
・醤油(大さじ1)
・塩(少々)


【作り方】
・塩水を沸騰させ、もやしを1分程茹でて、ざるにあけておきます。
・フライパンに油を敷き、挽肉がポロポロになるまで炒めます。
・その中に、調味料を混ぜたものを入れ、適当に炒めたところにもやしを投入します。
・強火で、水気が飛ぶくらいまで炒めたら、完成です♪


という訳で、完成したのがこちら。
うらしま温泉_d0044012_21173154.jpg

と、いつもの流れならば、完成写真をここにUPするのですが・・・。

実は、デジカメにSDカードを入れるのを、すっかり忘れていました!(汗)

しかもその後、デジカメ本体に残ったメモリーをカードに移そうと思ったら、間違えてフォーマットしてしまいました(泣)。
なので今日は画像無し。文字だけの「今日の手料理」になってしまったのです(大泣)。

でも、とりあえず味の感想だけ書いておけば・・・。


・・・まあ、割と美味しかったです。



写真はありませんが、それなりに美味しかった今日のメニュー。是非お試しあれ♪
by crystalgem | 2006-03-04 21:18
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