上司(重役クラス)との溝がどんどん深くなって行きます。
このまま行けば、いずれリストラされるか、どこかに飛ばされる事はまず間違い無いでしょう。 が、ここで本当に問題なのは、そんな事ではありません。 ええ、本当に恐ろしいのは・・・ 今のこの状況を、何故か僕が愉しんでいるって事ですよ! 独身なので、クビになっても別に困らないし、たぶん何やっても生きて行ける。 そんな想いが、心のどこかにあるせいでしょうね。 でもこの刹那的な生き方って・・・たぶん、かなりヤバい(汗)。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「実はPCが壊れてしまって・・・もう古いPCなので、修理に出すか買い換えるか、迷ってるんですよね」 今日の移動中、助手席に座っていた○○君から、そんな話題が転がり落ちました。 その言葉に、僕も「自宅のPCが使えないなんて、寂しいね」と答えました。 ここ数年、物凄い勢いで普及したPC。 ちゃんと調べていないので解りませんが、若い人のいる家ならば、かなり高い確率でネットと繋がっているでしょうね。 そんなPCが今使えない○○君、本気で「可愛そうだな」と思いました。 「ところで○○君、PC、主に何に使ってる?」 好奇心から、そう尋ねてみました。 PCの用途は人により千差万別、ネットオークションに凝っている人もいれば、ネットゲームに熱中している人もいます。 中には僕の様に『ブログ』をメインにしている人だっていますしね? そんな中、○○君がPCを何に使っているのか、それが気になったのですよ。 そうして、ワクワクしながらその答えを待ちました。 すると○○君、真顔で。 「実は僕、ブログやってるんですよ」 それを聞いた瞬間、思わずドキリとしました。 何しろ、まさかこんなに近くに、僕と同じ様にブログをやっている人間がいるとは思いませんでしたので(汗)。 そしてもう一つ、僕が今日、あんなにも焦った理由。 それは、もしも○○君のやっているブログがエキサイトだったなら、下手をすればこのブログを見付けられてしまうかもしれないと思ったからです。 まあ、星の数ほどあるブログの中で、偶然出会う確率など、数万分の1でしょう。 仮に○○君がこのブログを開いたとしても、僕とバレる可能性だって、かなり低いでしょうしね? しかし○○君が実はブロガーだったという事実に、少なからず僕は動揺していました。 何しろこの『馬鹿ブログ』を発見されてしまったなら、僕の『上司としての威厳』は、一気に失われてしまうのですから(泣)。 ・・・○○君のやっているブログは、一体どこのブログなのだろう? 気にはなるものの、それを直接聞く事は出来ません。ええ、この会話の流れからしても、どう考えても不自然ですからね。 ここで下手に「それって、エキサイトブログなの?」なんて聞いてしまえば、「crystalgemさんはエキサイトなんですか?」なんて聞き返されかねませんから(汗)。 そう、この場は何としても、僕がエキサイトブロガーである事を隠し通す必要があったのです。 そうして会話を続けながら、自然と○○君の口から、サイトの名前が出るのを待ちました。 すると、意外にも早く、そのサイトが解ったのです。 「僕が使ってるのはgooブログなんですけど、最近入れなくて、ブログがどうなってるのか気になって仕方がないんですよね」 そんな○○君の言葉に、ほっと胸を撫で下ろします。 とりあえず○○君はエキサイトでは無かった・・・それが、とてつもなく嬉しかったのですよ。 そしてそこからは終始笑顔で、「早くネットに繋がるといいね~」「きっと読者も待ってるだろうね~」なんて会話を続け、職場へと辿り着きました。 --- デスクにつき、PCでメールチェックをします。そして新着メールに一通り目を通した後、溜まっている仕事の処理に取りかかりました。 エクセルを立ち上げ、ワードを立ち上げ、一つずつ仕事を片づけて行きます。 そして、何気なく顔を上げた時、○○君の姿が目に入ったのですよ。 そう言えば○○君、gooブログだって言ってたな。 思わず心の中でニヤリ。徐にIEを立ち上げると、Googleで『gooブログ』を検索しました。 そして、そのブログの検索窓に、○○君の出身地や以前住んでいた場所を打ち込んで行きます。 ○○君のやっているブログとは一体どんなものだろう? そんな好奇心から、彼のブログを探し出そうと思ったのですよ。 が・・・。 冷静に考えれば、これってかなり悪趣味ですよね? 僕だって、同僚や部下にブログを観られたくないと思っているのです。当然、○○君だって、そう思っているでしょう。 なのに、それを探し出そうとした僕の行為って。。。 ・・・・・・・・・・・・・・・最低(人として)。 部下のブログに興味はあるけど、もう、二度と探しません。 それは、ブログをやっている事を僕に教えてくれた部下への、最低限の礼儀ですから(汗)。
by crystalgem
| 2006-06-20 22:48
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