ドラマ『7人の女弁護士』の釈由美子を観ていると、ドラマ『スカイ・ハイ』のイズコを思い出すのは、僕だけですか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 新聞の折り込みチラシに、面白いものを見付けました。 それは、園芸用品や野菜の苗などを扱っている会社のもの。 その商品の中に、『タラの芽の苗(?)』というものがあったのですよ。 --- タラの芽って、天麩羅にすると美味しいですよね。あの軽い苦みと香り、そして食感。僕も大好物です♪ で、そんな美味しいタラの芽を、昔はよく自分で採りに行っていました。 そんなに深い山の中ではありません。普通に車で山に入り、道路からちょっと森に入れば、どこにでも生えているのがタラの木ですからね。 なので、『あ、タランボ(タラの芽)が食べたい!』と思ったら、レジ袋を持って山に入ります。 棘で怪我をしない様に注意しながら、芽の根本を持って、ポキリ。 その断面から溢れ出す水分が、天麩羅にした時のホクホク感を連想させ、思わず涎が・・・(笑)。 そんな感じで採り続ける事、およそ20分。小さなレジ袋に半分ほどの量を採ったら、そこで終わりにしておきます。 ええ、あまり大量に採りすぎても、食べ切れませんからね。何事も、ほどほどが一番なのですよ(笑)。 ・・・と、山菜取り談義はこの辺にしておいて。 --- 新聞の折り込みチラシに書かれた、『タラの芽の苗(?)』の販売。 そこに書かれた触れ込みには、 「毎年、美味しいタラの芽が収穫出来ます。一年目は数個ですが、二年目、三年目には大きく育ち、更に多くの収穫が期待出来るでしょう♪」 とありました。 この文章に嘘はありません。何しろタラの木は生命力が強く、繁殖力も強いため、どんなに環境の悪い所でも力強く育ちますからね。 きっとこの苗(?)を買った人は、毎年の様に春の味覚に舌鼓を打つ事が出来るでしょう♪ ちなみにこの苗(?)、6本セットで2,480円だそうです。 これを高いと思うか安いと思うか、それはその個人の判断により、様々でしょうね。 自分で山に採りに入る人ならば、金を出すなんて勿体ないと思うでしょうし、家でタラの芽が収穫出来るなら、決して高い値段では無いと思う人もいるでしょうから。 まあ、僕に言わせれば、やっぱりこれは高いですけどね? だって、僕は自分で山に入りますので、かかる費用はガソリン代だけですからね。自然に生えているものに金を出すなんて、あり得ませんから。 物の価値は人それぞれ。何に価値を見い出すかは、その人の感性によるものなのですよ。 うん。 ・・・。 ってか、正直な感想を言えば、これってどう考えても暴利だと思うのですよ(汗)。 その理由は、先程から僕が書いている、『タラの芽の苗(?)』の『(?)』の部分です。 タラの木は、山には入ればどこにでも生えている、いわゆる雑木です。僕にはどうしても、その雑木に、苗があるとは思えないのですよ。 なので、これは僕の予想ですが・・・。 ここで売っている『タラの芽の苗(?)』とは、 山に入って、細いタラの木を切って来ただけのものでは無いのか? と思うのです。 先程も上に書きましたが、タラの木は本当に生命力の強い木です。 その生命力の強さは、タラの木を適当にブッタ切って、その辺の地面に刺しておけば、いずれ根が張るくらいのものなのですよ。 実際、山に入って大量のタラの木を伐採して来て、水を張ったバケツに突っ込んでおき、春にタラの芽を収穫している人もいます。 まあ、僕は部屋が狭くなるのが嫌だし、何となく可愛そうなのでやりませんけどね? もしもこの業者さんが売っている、『タラの芽の苗(?)6本セット2,480円』が、僕の予想通り『タラの木を切って来ただけのもの』だったとしたら・・・。 これって、ボロ儲けですよね? しかもここで言っている『6本セット』、必ずしも最初から6本である必要はありません。 例えば2mのタラの木を、半分に切断すれば、1mのタラの木が2本になります。それを更に半分にすれば、50㎝のタラの木が4本になります。 このセットの1本の長さが何㎝あるのかは知りませんが、扱い易さを考えれば、恐らく50㎝から1mくらいでしょう。 つまりここで言う『6本セット』とは、 その辺に生えている雑木を、1~2本採って来て、それを適当な長さにカットしたもの である可能性があるのですよ。 そんなものを1セット2,480円で売る。 元手は採取する時のガソリン代と、折り込みチラシの広告料。あとは、一応商品になる様に育てるための、バケツくらいでしょうか? 採取したタラの木は、放っておけば一年で元に戻ります。ええ、その生命力は、半端じゃありませんから。 これって、素晴らしいアイディアだと思いませんか? 僕の感覚で言えば、これはつまり、「足下に落ちている石ころを、通行人に1個100円で売っている様なもの」です。 すぐ下を見れば幾らでも落ちている石ころ。しかし、その事を知らない人は、それを手に入れるために僕に100円を支払います。 本当はタダで手に入るものなのに、それを知らないがために、わざわざ金をくれるのですよ。 元手もかからず、幾らでも手に入るタラの芽の苗(?)の販売。 知ってる人は買わないけれど、知らない人は買ってくれる、「善良な市民から金を巻き上げる」的な、濡れ手に粟の雑木商売。 ちょっとしたアイディアからボロ儲け。頭のいい人は、こうして儲けているのですね(笑)。
by crystalgem
| 2006-04-27 23:44
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