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『いい公務員』発見法

仕事から戻り、タートル号(僕の愛車)の鍵を掛け、いつも通り『盗難防止ブザー』のスイッチを入れました。
と、そこで何となく思いました。

この盗難防止ブザー、一度も役に立った事無いな~。

・・・と。
でも冷静に考えてみたら、役に立つ場面なんて来るのって、とんでも無い事態ですよね?(汗)


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嫌な人間って、どんな世界にでもいますよね?

勿論それは、他の会社の人間に限らず、同僚の中にだって嫌な奴はいます。
でも一応仲間ですし、これから一生付き合って行かなければならない相手ですので、我慢します。
それは何とか耐えます、耐えられます。ええ、一応は仲間ですから、耐えなければならないのです。

でも、世の中には本当に許せない人種がいる訳で・・・。
その代表格とも言えるのが、僕らの業界の最大の敵である、


公務員共です。(←いや、一括りで言うなよ:汗)


『国』にしろ『道』にしろ『市』にしろ『町』にしろ『村』にしろ、何かの申請に行った時の奴らの態度、本気で腹が立ちますよ?
ええ、何しろいつでも人を馬鹿にした態度を取りますからね。(←いや、中にはいい人もいたよね?:汗)

こちらは仕事ですので、勿論敬語を使うのですが、奴らはいつでもタメ口です。
そして、どうでもいい様な細かなミスを、ネチネチと突いて来るのですよ!

「ああ、ここの文章、漢字が間違ってるね。駄目だわこんな書類、全く使い物にならない。やり直して来て」

たかが漢字一文字間違えただけで、打ち合わせはその場で終了。
戻って書類を作り直し、再び申請に向かわなければならないのです。(←前に一回あっただけじゃん)

そして、そんな公務員の中でも、最もタチの悪いのが『警察』です。
書類を整理し、申請に行くと、出て来るのはまるでヤクザみたいな警官。
仕事の話をしている筈なのに、こちらはまるで取り調べでも受けているかの様な気分になります(汗)。

なので僕は、公務員に仕事の説明に行くのが、一番の苦手なのですよ(汗)。


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今回も、新規の仕事の申請のため、『道』にアポを取りました。
ネチネチとつっこまれるのが嫌なので、書類の一文字まで確認し、自分で完璧と思える書類を作りました。
そして一つ深呼吸、合同庁舎へと車を走らせました。

担当者の席まで行き、挨拶します。
そしてふと見た視線の向こう、担当者の席の上に、一台のノートPCを発見しました。
その瞬間、こう思いました。

・・・この人、きっといい人だ。

そんな予感がしたのです。
公務員共は、例えそれがどんな人物であれ、大抵は人を馬鹿にした様な態度を取るものです。
が、この人物に限り、そんな事は無い気がしたのですよ。
ちゃんと相手の言葉を聞き、相手を尊重してくれる、そんな人物だと思ったのです。

そうして、応接テーブルに通されました。
額に軽く汗をかきながら、名刺を差し出します。そして鞄から書類を取り出し、そこに広げ、説明を開始しました。
僕の説明を、黙って頷きながら聞いてくれる担当者。その眼差しは、終始真剣なものでした。

そして説明を続けるうち、僕の目がある一点に止まりました。
あ! と思った時には、既に手遅れです。
ええ、完璧に仕上げたつもりの書類に・・・間違いがあったのですよ(泣)。

それは、小さな数値の記載ミス。しかし間違いである事は確かなので、きっと書類を通して貰う事は出来ないだろう、そう思いました。
するとその担当者、一言、

「これは、どっちの数字が正解ですか?」

僕は慌てて、

「すみません、こっちが誤りで、こちらの数値が正解です」

そう言うと、担当者、持っていたボールペンでそこを訂正します。
そして、その続きまで全て目を通し、

「うん、後は特に問題は無さそうですね。今間違えていた部分を訂正したら、そのまま申請を上げて貰って結構ですよ♪」

笑顔で、そう言ってくれました。
ほっと胸を撫で下ろし、「ありがとうございました!」と、元気にお礼を言います。
そして心の中で、『やっぱりこの人はいい人だった・・・』そう思いました。

公務員は、嫌な人間が多いもの。
でも中には、こうした『いい公務員』もいるものですね。僕が直感で思った通り、この人は本当にいい人でした♪

え、どうして僕は、その公務員をいい人だと思ったのかって?
それは、ノートPCを見た瞬間に気付きました。
その理由とは・・・。



その人のノートPCの壁紙が、仲間由紀恵だったからですよ♪
by crystalgem | 2006-04-26 23:36
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