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印刷屋の葛藤

祝☆アクセス5000人突破!

という事で、本日遂にアクセス数が5000人を突破いたしました!(笑)
いや~、ここまで長かった(汗)。
このブログを始めたのが昨年の5月7日ですから、実にここまで316日もかかった訳です。

開設してからの2ヶ月は、1日せいぜい2~3人しか訪問者がいない過疎ブログでした。いえ、酷い時なんて、0人だった事もあったりして・・・(涙)。
それが今日、ようやく5000人を突破したのです!(やったね♪)

これまでこんな馬鹿ブログにお付き合い下さった皆様、本当にありがとうでした♪
そして、これからも宜しくです!(笑)


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僕がよく行く銭湯には、回数券があります。
それは普通の10回分の料金で、11回入浴する事が出来る回数券です。
お徳なので、僕はいつもそれを利用しています。

今日その銭湯に行き、バッグのポケットを探ると、回数券が見あたりません。
良く思い出してみると、前回入浴した時に、最後の一枚を使ってしまっていたのです。
仕方なく、新しい回数券を購入する事にしました。

窓口のおばさんに料金を支払い、真新しい回数券を受け取ります。
その中から1回分の券を手渡すと、買ったばかりなのに、既に残り10回分になってしまいました。

残り10回分の回数券。それを眺めながら、何となく考えます。


・・・これ、偽造出来ないかな?(←おい:汗)


回数券。この銭湯にあと10回入れるだけの価値ある品ですが、それがただの紙である事に違いはありません。
極普通の、色付きの紙。それに『入浴券』としての効力を持たせる為、印刷しただけのものです。
もしも僕の家に印刷機があったなら、きっと簡単に偽造出来てしまうでしょう。
そうすれば、この銭湯は入り放題。僅かな紙とインクさえあれば、好きなだけこの銭湯に来る事が出来るのです!・・・犯罪だけど。

と、そこで思いました。
無理して偽造なんてしなくても、その気になれば、好きなだけこの回数券を手に入れられる人がいます。
それは、


 『印刷屋』


このチケットを印刷している業者ならば、当然の様にこの回数券を手に入れる事が出来ます。
ってか、これを作っているのがその印刷屋なのですからね。手に入れると言うよりも、これを「生み出している」張本人なのです。
当然それは『偽造』では無く、本物です。きっとその印刷屋ならば、この銭湯に入り放題に違いありません。

印刷屋っていいな~♪

そう思いました。

きっとこの回数券を作っている印刷屋は、他の銭湯や温泉のチケットも作っているのでしょう。
その他、遊園地や映画館のチケット、レストランのお食事券なども作っているに違いありません。
もしも『商品券』なども作っていたならば、どんなに高価な商品だって、簡単に手に入れる事が出来るのです!・・・犯罪だけど。

湯船に浸かりながら、更に考えました。
もしも僕が印刷屋だったなら、果たして「回数券」を使うだろうか? と。


そこで気付いたのです。印刷屋の、葛藤に。。。


きっとこの銭湯に回数券を納入している業者ならば、番台のおばさんにだって顔を知られているでしょう。
そんな印刷屋が回数券を使ったならば、きっとおばさんは、

・・・この印刷屋さん、本当にこのチケットを買ったのかしら?

なんて疑惑を持つに違いありません。喩えその回数券が、印刷屋がちゃんと金を出して購入したものであっても、です。
そんな疑いの視線で見られるのも嫌なので、きっと僕なら、その場でチケットを購入するでしょう。
おばさんが、こちらを見ているのを確認しながら、確実に自動販売機にお金を入れて。

本当ならばタダで入れる銭湯、それに対しお金を払うという行為、それは印刷屋にとってどんな気分なのでしょう?

入浴料、1回たかが数百円。しかし、塵も積もれば山になるもの、100回入れば数万円にもなります。
本当ならばタダで入れる銭湯。
そこに通い続け、積もり積もって数十万円にもなると思えば、自分の印刷した回数券を使えないという事は、本当に辛い事でしょうね。

しかも印刷屋は、お得な回数券を利用する事が出来ません。ええ、疑われたら嫌ですからね。
なので、銭湯に行く都度、1回分の入浴券を購入するのです。番台のおばさんが、ちゃんとこちらを見ているのを確認しながら。。。


そう考えると、印刷屋はちっともいい商売じゃありませんね。
ええ、何しろ自分で印刷したチケットを、自分で買わなければならないのですから。

しかも、お得な回数券を使えないという苦しみ。
常に誰かに疑われているかもしれないという意識から、『チケット』と名の付くものを、一切使用出来ないのです。

可愛そうな印刷屋。しかし自分が印刷屋である限り、この葛藤は続くのです。




そして、思いました。
僕ならば、この回数券を偽造しても、誰にも疑われないな、と。(←絶対にやるなよ?)






本日のメニューは「執念のカルボナーラ」です。



【所要時間】
・20分

【材料】
・パスタ(1人前)
・スライスベーコン(1枚)
・にんにく(1片)
・オリーブオイル(大さじ1)
・白ワイン(大さじ2)

[ソース]
・卵黄(1個)
・生クリーム(大さじ2)
・牛乳(大さじ2)
・パルメザンチーズ(大さじ2)
・塩(適量)
・ブラックペッパー(適量)
・パセリ(適量)

【作り方】
・どんぶりにソースを良く混ぜ、軽く温めておきます(湯煎にするとかして)。
・フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくのみじん切りを入れてから、弱火で加熱します。
・にんにくが軽く焼けたら、適当に切ったベーコンを入れ、カリカリになるまで炒めます。
・そこに白ワインを入れ、軽く煮立たせたところに、茹でたパスタを投入します。
・火を止め、1分ほど放置して荒熱を取ったら、どんぶりのソースと手早く絡めます。
・器に盛りつけ、彩りのブラックペッパーを上から軽く振りかけたら、完成です♪



という訳で、完成したのがこちら。
印刷屋の葛藤_d0044012_21355280.jpg

はい、見た目はこんなものです。何やらこぢんまりとして、あまり美味しそうに見えないでしょうね。
しかし、もしも誰かがこれを一口でも食べたなら、きっとこう言うでしょう。

このカルボナーラ、結構美味しいね♪

・・・と。
見た目はそれほど美味しそうには見えないでしょう。
何の飾りもありませんし、きっとこれを見た人の印象は、ただのクリームパスタにしか見えないでしょうからね。

しかし、違うのです。
今までの僕のチャレンジとは、確実に、違うのですよ!

・・・はい、遂にやりました。

今まで何度も失敗を続けて来ましたが、ようやく店で出すのと変わらない味を再現する事に成功したのです。
確かにこのカルボナーラはパンチェッタも使っていないし、牛乳と生クリームで誤魔化した、本場とは全く違うものでしょう。
が、それでも僕は、これを食べてこう思ったのですよ。

これこそ、カルボナーラだ! と。

思えば、
『カレーカルボナーラ』
『ほうれん草のクリームパスタ』
『今度こそカルボナーラ』
と、三度に及ぶチャレンジに敗北して来た僕です。
敗北の理由はたった一つ、ちゃんとレシピを調べなかった  -  という事に尽きるのですが(汗)。

しかしここに来て、他のブロガーさん達のアドバイスも貰い、遂に、遂に・・・

カルボナーラを成功させました!(涙)

はい、今日の味は、本気で


文句無しに、カルボナーラでした!(笑)


僕の料理のレパートリーに、これを加えようと思います。
『カルボナーラ』
今日は僕にとって、カルボナーラ記念日です♪
by crystalgem | 2006-03-19 21:43
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